
- 発売日:2020/9/12
- 定価:25300円
- 登場作品:機動戦士ガンダムUC
- パイロット:バナージ・リンクス
ガンプラ40周年記念のハイエンドブランド、MGEXの第1段としてユニコーンガンダムが登場です。
MGEXではキットごとにテーマが設定されるようで、今回のテーマは極限の“発光機構”ということでユニコーンガンダムのキットでは初めて可動、変形、発光、色調変化を共立させています。

通常版なのでパッケージはデストロイモードです。
箱のサイズがPG並みなのでこの時点でかなりのボリュームであることが伺えます。

説明書にも厚みがありブックレットのようになっています。
1ページ目の見開きのは写真付きでキットの紹介があり、真ん中のページにはカトキ氏のインタビューが載っていました。

ただでさえパーツが多くなるユニコーンガンダムにスタンドまで付属するのでランナー数は40枚以上。
組み立てるだけでもかなり大変でした。
評価
- 再現度
- プレイバリュー
- 可動範囲
- おすすめ度
以前のMGと比べてスタイルや可動、変形の安定性が改善しておりかなり扱いやすくなっています。
ギミック面では可動、変形、発光、色調変化が共立まさにユニコーンガンダムの集大成といったキットになっています。特にPGにもなかったシールドの発光はすばらしいです。
その分値段もお高めでパーツ数も多く、フレキシブルLEDユニットを仕込むので組み立て難度も高いので熟練者向けのキットになっています。
付属品

- ビーム・マグナム×1
- ハイパー・バズーカ×1
- シールド×3
- ビーム・ガトリングガン×6
- ハンドパーツ(握り手左右、銃持ち手左右、エモーションマニュピレータ左右)
- ビームマグナム予備カートリッジ×2
- ビーム・ガトリングガングリップ×2
- シールド用ジョイント×2
- 腕部交換用装甲×2
- スタンド用ジョイント

新規で1話終盤シーンを再現したカーディアスのフィギュアと専用MSケージに付属するバナージ、ミネバ、マリーダ、カーディアスのフィギュアがそのまま付属します。

エモーションマニュピレーターはランナーから切り離すだけで五指が独立可動するハンドパーツになります。
様々な表情づけができますが、指の根元のボールジョイントは一度外れると抜き癖が付きやすいので注意が必要です。

発光ギミックがあるため専用のスタンドが付属。
裏面には電池ボックスとサーベル刃を収納します。

スタンドの支柱はアクションベース2に近い形で角度の変更が可能です。

取り付け位置は前後に5箇所から選べます。

手前のカバーを開けるとLEDユニットのスイッチとボタンがあります。

シールドファンネル用のスタンドは同型のものが3セット付属。
3連シールドファンネルを再現するための専用ジョイントも付属します。

こちらはスタンドに仕込むLEDユニットの電池ボックスとシールド用のLEDユニットです。

こちらは本体に仕込むフレキシブルLEDユニット。


この状態でも電池ボックスと繋げて発光テストが可能です。

後部にはシールド用スタンドにケーブルをつなぐための端子があります。

腰裏への接続軸がそのままLEDユニットの端子になっています。

MSケージはアニメ版MGやガンダムベースで限定販売されているものど同様です。

ユニコーンモードをアームで取り囲むように収納できます。

背面には武装を収納したり、シールド用スタンドを取り付けできます。

背面のボックスには小物を収納できます。
余剰パーツ

MSケージの一部やビームマグナムのグリップなどが余剰となります。
色分け

シールは主にセンサーを補うものですが、発光ギミックを使う場合は貼らなくて大丈夫です。
アンテナのイエローはシールで補います。
プロポーション


まずはユニコーンモード。
RGやPGに近いプロポーションになっています。




以前のMGと比較。
手元にフェネクスしかなかったのでちょっと比較しづらいですが、細身だった以前のMGと比べると頭身バランスが変化し、がっしりとしたスタイルになっています。
サイズは変わらないですが実際手に取るとMGEXの方が若干大きく感じるくらいです。

頭部バルカンが色分けされており襟元にはフィン状のパーツがあります。

アンテナは可動タイプと閉じた状態の固定タイプの2種類が付属。

個体差はあるかもしれませんが自分のものは可動タイプでは閉じると先端に隙間ができました。
こだわりがなければ見栄えもいい固定タイプの方がおすすめです。



装甲は白一色ですが各部に開口されたスリットが入っていたり、モールドや展開部位の隙間もあるので間延びしなくなっています。
また、かなり面やエッジがカッチリとしており、一見表面処理をしたかのように見えるくらいです。
可動範囲
可動はポリキャップレスで可動部には主にKPSが使われています。
LEDの配線を仕込むため超絶可動とはいきませんが、以前のMGと比べるとかなり動かしやすくなっています。

腕は水平までで大きく跳ね上げたりはできません。
開脚は90度程度。

接地は今ひとつです。

肘は120度程度まで曲がります。


膝はふくらはぎのフィンがハの字に開くことでで大きく曲げることができます。

肩には前方への引き出しがあります。

腰は画像程度まで回転可能です。

股関節はスライドギミックなどはなくシンプルな3軸関節です。
スカートは全て独立可動します。

膝立ちはちょっと苦手です。
武装

ビームマグナムは大部分が前MGの流用なので銃身に合わせ目が出ます。
グリップ周りが銃持ち手に合わせ新規パーツになっています。

フォアグリップが可動、カートッリッジの交換が可能です。

バックパックや腕部のハードポイントにマウントできます。

銃持ち手が付属するので保持も安定しています。

肩に引き出しギミックがあるので両手持ちも楽にできます。

バズーカはほぼ前MGの流用ですが後部のマガジンを抑えるパーツが新規になっており保持力が向上しています。

前述の新規パーツはマガジンを外したあとスライドができないので収納時には以前のパーツを使用します。

こちらも銃持ち手で安定した保持が可能です。

バズーカもバックパックにマウントできます。

シールドは発光ギミックのため完全新規になっています。

展開時のフィンにはスリット状のモールドが入っており結構厚みがあります。


ジョイントパーツを介して腕に取り付けます。
発光ギミックのため取り付け位置の変更や回転はできません。
バックパックへの取り付けもできませんでした。

光を通すために腕に取り付ける際はビームトンファー部分の装甲を専用の穴が開いたものに交換します。

ビームガトリングガンはFAユニコーンやガンダムエースの付録キットと同様のものが6丁付属します。

グリップのみ銃持ち手に対応した新規のものが二つ付属します。

センサー、フォアグリップが可動し両手持ちも可能です。


もちろん2丁を連結して腕に取り付けたり、

さらにその上にシールドを装備できます。

シールドの取り付けには専用のジョイントパーツを使用します。


武装を取り付けた状態。
どの武装も銃持ち手があるのでしっかりと保持できます。
ハードポイントにマウントした際も保持は安定していました。
関節も十分強度があり、現状ではガトリング2丁でもしっかり保持できました。
ポージング








以上、その1ではキットの内容とユニコーンモードの紹介でした。
その2ではデストロイモードと発光ギミックを紹介します。
コメント