HGUCディキトゥス(光のカリスト専用機)

レビュー

クロスボーンガンダム鋼鉄の7人のラスボス、ディキトゥスがプレミアムバンダイよりまさかのキット化です。
グロス仕様の曲面主体の昆虫のようなフォルム、掌を模したMA形態への変形など非常にユニークな機体です。

  • 定価:3960円
  • 登場作品:クロスボーンガンダム鋼鉄の7人
  • パイロット:光のカリスト

評価

キットの構造はほとんどがモナカ割りでサクサク組むことができますが合わせ目や肉抜きも多いです。
本体の色分けはシンプルなのでほぼ再現されています。
関節はほとんどが挟み込みですが単純な構造な分思った以上によく動きます。
巨大な掌のようなMA形態への変形は他にはないギミックで迫力もありかなり面白いです。

  • 再現度4.0
  • プレイバリュー4.0
  • 可動範囲4.0
  • おすすめ度4.0

付属品

  • 大型ビームアックス
  • アックス用ビームエフェクト
  • クロー用ビームエフェクト×2
  • メガ粒子砲エフェクト
  • 変形用パーツ2種

色分け

シールはセンサーのみ。本体の色分けはシンプルなのでパーツ分割でほぼ再現されています。
大型ビームアックスは白一色でグレーやゴールドの部分はシールもないので塗装が必要です。

プロポーション

中央でカラーが分割されており、左半身が紫、右半身が白になっています。
曲面主体の装甲はグロスがかかっておりヌメっとしていて昆虫のような雰囲気です。
カラー、デザイン共に左右非対称でかなり独特な機体です。

サイズは大きめで通常のHGよりも一回り大きいです。

クロスボーンなどの小型MSと並べるとさらに大きく感じます。

頭部が二つついているようなデザインですが、頭部に相当するのはスリットが入っている左側で、右側はメガ粒子砲です。

左半身は肩にビームガンがあり、腕は大型クローになっています。
前腕と肩アーマーは合わせ目が出ます。
肘関節が挟み込みなので合わせ目処理をして仕上げるには少々手間がかかりそうです。
クローには肉抜きがあり、埋めるのはなかなか大変そうです。

ビームガンは基部で上下に可動、砲身は開口されており見栄えがいいです。

右半身はシンプルで腕は通常のマニュピレータになっています。

こちらも前腕と肩アーマーには合わせ目があり、クローには肉抜きがあります。

バックパックは円筒状に迫り出した形状で2基のバーニアがあります。

中央のカバーを外すとMA形態時に使用するベース穴があります。

下半身はカラーは違いますが左右対象な造形です。
脚部も左右張り合わせですが合わせ目はモールド化されています。

腰アーマーには取り外しはできませんがフェザーファンネルの造形があり、色分けもされています。

裏打ちもありますがフェザーフェンネルの造形のため凹んでいます。

腕の接続アームはポリキャップが露出しています。
パーツはほとんどがモナカ割りでひと昔前のキットのような単純な構造ですがその分サクサク組めます。

可動範囲

ポリキャップ(PCー132)とKPSによる可動です。
肘や膝は単純な挟み込み関節になっています。

腕はほぼ垂直まで、脚は水平まで上がります。

右肘は90度程度、足は180度近く曲がります。

左肘の方が若干大きく曲げることができます。

クローは開閉できます。

右腕もクローもスイングできます。

腰はボールジョイント接続で干渉するものがないので360度回転できます。

股関節は3軸関節、スイングギミックなどはありません。

足首は単純なボールジョイント接続で接地はいまひとつです。

可動域は全体的に広めで膝立ちも可能です。

装備、ギミック

唯一の手持ち武装の大型ビームガン。
白一色でグレーやゴールド部はシールもなく塗装が必要です。

右手のマニュピレA.タで保持しますが、手の甲が前腕の装甲に覆われているデザインなのでアックスを持たせると回転がほぼできません。
エフェクトは大型で派手な造形です。

メガ粒子砲のエフェクトは丸軸タイプのビーム刃が流用されています。

四肢のクローにはビームエフェクトを取り付けできます。
エフェクトはラヴファントムのビーム鎌の流用、派手な造形で迫力があります。

続いてMA形態への変形ギミックです。

まず頭部をいったん取り外し、変形用の延長パーツを挟み再度取り付けます。
胸部装甲も取り外します。

次に左右の肩の取り付け基部を下ろします。
ビームガンは左腕に被せておきます。

変形用の胸部パーツを取り付け、手足の角度を調整して完了です。

変形後は巨大な掌のような形になりかなり迫力があります。
変形用の胸部パーツで両肩の基部がロックされるので変形後も安定しています。
前述したバックパックのベース穴で浮かせてディスプレイも可能です。

ビームエフェクトをつけるととんでもない迫力になります。
他のキットにはないかなり面白いギミックです。

もちろん四肢の関節はそのまま使えるので敵機を掴むような動作も可能です。

ポージング

まとめ

以上、ディキトゥス(光のカリスト専用機)のレビューでした。
キットの構造は結構大味で目立つ肉ぬきや合わせ目もあり、きっちり仕上げるには少々手間がかかりそうです。
しかし、左右非対称のデザインやカラーなどかなりユニークなキットになっており、特にMAへの変形は他にはないとても面白いギミックなのでぜひ手にとってみて欲しいです。
影のカリスト機やコルグニスなど他の木星帝国の機体にも続くといいですね。

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