MGガンダムキュリオス

レビュー
  • 発売日:2020年5月30日
  • 定価:5500円(税込)
  • 登場作品:ガンダム00(1st season)
  • パイロット:アレルヤ・ハプティズム/ハレルヤ

十数年の時を経てついにキュリオスがMG化です!

評価

  • 再現度5.0
  • プレイバリュー5.0
  • 可動範囲4.0
  • おすすめ度4.0

最新のMGらしく色分けも完璧、可動範囲も優秀です。
可動には若干クセがありポージングについては上級者向け。
特に極端なアレンジもなく劇中準拠のハイデティールなキュリオスが楽しめます。
GNシールドクローの展開や変形機構も完璧に再現されており、ミサイルユニットも付属するため非常にプレイバリューが高いです。

付属品

  • GNサブマシンガン×1
  • GNハンドミサイルユニット×2
  • GNシールド×1
  • GNビームサーベル×2
  • 無線グリップ×2
  • 武装取付ジョイント×2
  • 交換指パーツ左右各4種(握り手、武器持ち手、銃持ち手、平手)
  • GNシールド用ニードル×1
  • アレルヤ・ハプティズムフィギュア×1
  • スタンド用ジョイント×1

以前発売されたMGデュナメスと共通の意匠のマーキングシールが付属します。

余剰パーツ

MGデュナメスと共通ランナーのGNフレームからいくらか余りますがあまり使えそうなものはないですね。

プロポーション等

正面
アンテナやスタビライザー等はMGらしく薄くシャープな造形。
HGや無印1/100を組んだことがないので比較できませんが、
極端なアレンジなどはされておらず順当にデティールアップされていると思います。
先発のMGエクシアやデュナメスと並べても違和感のない程度にモールドが入っており
1/100スケールでも間延びした印象はありません。


スミ入れのみ行った状態です。
後にトップコートを吹く予定なのでクリアパーツ、ホログラムパーツは取り付けていません。
上記パーツは組み込むと取り外しが面倒だったり紛失のリスクもあるので塗装される方は塗装終了後に組み込むことをおすすめします。

背面
飛行ユニットが集中しており可変機らしさが伺えます。

できる限りフレームのみで組んだ状態
内部フレームは明るめのグレーでしっかりデティールが入っています。
フレーム状態を楽しめるのもMGの醍醐味ですね。

クリアパーツはメインカメラ、GNコンデンサのレンズ、変形時の機首センサーに使用します。
レンズはクリアとグリーンの二重構造です。

胸部はコンデンサ横のフィンとコックピットハッチが開閉します。
奥まっていて見えませんが中にはアレルヤが座っています。
ダクトのフィンも薄くシャープな造形。

GNドライブは取り外しが可能。

別売のライトユニットを内蔵することで光らせることができます。
キュリオスようなので背面はコーン型では無くフラットになっています。
※スタンドはMGエクシアに付属のものです。本キットには付属しません。

リアスカート裏のサーベルラックはCジョイントとボールジョイントで可動。
スカートやフィン等の内側にはしっかり裏打ちがあります。

手首はデュナメスと共通で親指以外の4指を交換する方式。
取り付け穴が下側に寄っているので左右の判別がしやすいです。

肩は変形ギミックのためフレームではなくアーマー自体が胴体に接続される独特な方式。
このため可動には少しクセがあります。

色分け

色分けはほぼ完璧でシールはセンサーとレンズのみ。
各部ダクトのイエローや細かいグレーもパーツで色分けされていました。

可動範囲

ポリキャップは使用せず全身KPSによる可動ですが、
特にフニャフニャした感じはありませんでした。

首はボールジョイントとクランク状ジョイントの組み合わせで上下に大きく可動します。

腹部にも可動軸があり大きく後ろに反らせたり、左右に傾けることができます。

胸部ダクトのブロックは上下と前後に可動。

腰はスカートと干渉するので回転は写真程度まで。
フロントスカートは上げると胴体に干渉しやすいです。

肩は変形機構の恩恵もあり大きく上がります。
開脚は160度程度と十分です。

肘は二重関節で180度曲がり、手首にはスイング軸があります。

股関節は最近標準の三軸関節でスイングギミックあり。

膝も二重関節で膝立ちも可能です。

唯一接地性だけはデザイン状の制約もあるのか今ひとつでした。
もっともキュリオスは飛んでいるイメージが強いのであまり問題ではないかもしれません。

ノーズユニット、スタビライザー、リアスカートは上下に可動。
肩裏のフィンはボールジョイントで柔軟に可動します。

装備

メイン武装のビームサブマシンガン
グレーが2色使われており造形も細かいです。
グリップは取り外し可能。
手に持たせるときにはグリップ自体をさらに分解するので指パーツの取り付けは楽でした。

エクシアやデュナメスのような腕ハードポイントへの接続はないですがグリップのみでも保持は安定しています。

グリップから取り外しジョイントパーツを介して腕に取り付け可能。
この状態ではグリップからの信号で射撃できるそうです。

キュリオスといえばこの武器、GNシールド。

角形のジョイントで腕に取り付けます。
ジョイント基部は上下にスライド。

取り付け位置は固定ですが基部で360度回転可能。

クローを展開して引き出し、ニードルを取り付ければGNシールドクローに。

クロー部分は基部で回転できます。

意味があるのか分かりませんが外側に反らせることも。

GNハンドミサイルユニット
これまでPGオーライザーやHGアストレアFにも同型のものが付属していましたがキュリオスの武装としては初の立体化です。

GNビームサブマシンガンと共通のグリップ、ジョイントで取り付けできます。
ハッチの開閉ギミックは無く固定です。

変形ギミック

キュリオスといえば飛行形態への変形ギミックですが、最新のMGだけあって完全に再現されています。

首のジョイントを引き出し、後頭部のアンテナと鎖骨のアンテナを下げます。

ノーズユニットを立ち上げスタビライザーを倒します。

肩アーマーを跳ね上げ、固定用のピンを引き出しノーズユニットに固定。
フィンの角度を調整します。

腕と足の各部を写真の位置、方向に調整し武装を取り付けます。

スカートには固定用のピンがあるので位置の調節は簡単でした。

GNビームサブマシンガンはジョイントを介して腕に取り付け。

GNシールドはクロー部分でウイングを挟み込んで取り付けます。

以上で飛行形態の完成です。
MS形態では外装の白がメインですが飛行形態では機首やバーニア部などの黒いパーツが目立つようになります。
これは確かアレルヤとハレルヤの二面性を意識して意図してデザインされたと何かの媒体で読んだような・・・

機首センサー内部も細かく造形されており、中にはガンダムアブルホールのような顔が!
知っている人はニヤリとしてしまう仕掛けですね。
本キットで一番驚いた部分です笑

※アブルホール…外伝作品に登場するキュリオスのプロトタイプ

脚部のバーニアは矢印のグレーのパーツを押し込むことで展開します。

腰中央のパーツ、かかとのパーツは展開してランディングギアに

駐機状態が再現できます。

縦方向のボリュームがすごく、MGと比較してもかなり長いです。

ポージング

やはりキュリオスは飛んでいるイメージが強いのでスタンドでのディスプレイがよく似合います。
MGだけあって結構な重量なのでアクションベース1の使用をおすすめします。
アクションベース4や5の軸では細くて不安定でした。
また、可動範囲のポテンシャル自体は高いですが、肩の接続が独特だったりスカートやスタビライザーが干渉したりで思った通りのポーズを取らせるのは結構難しいです。

劇中一度しか使われなかったハンドミサイルユニットですがPG、HGに続きようやくMGでも立体化されました。
プレバンで他のテールユニットやテールブースターも出してくれないかな・・・

飛行形態では肩アーマーのロック機構もあり、各関節の保持力も高いので非常に安定しています。
縦に長いので場所は取りますがディスプレイはこっちの方が安定します。

下から見るとガンダムの顔が丸見えですが、これは確か世界にガンダムの恐怖を植え付けるためだそうです。

機体を揺らすな!
無茶言い過ぎ・・・

かなり不安定ですがデュナメスを乗せることも一応できました。

まとめ

001stシーズンのMGもようやくキュリオスまで揃いました。
先発のデュナメスと一部のランナーは共通で可動の感じも近く、デティールも統一感があります。
可動範囲も優秀ですがデザイン上干渉部分が多いためポージングについては上級者向け。
逆に飛行形態は変形もシンプルでロック機構もあり安定していました。
色分けは完璧でMGらしい細かなデティールもあり全体的にクオリティが高いです。
00好き、キュリオス好きの方はぜひ手に取ってもらいたいキットです。
デュナメスもキュリオスも安定したクオリティなのでヴァーチェ、ナドレも楽しみですね。

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